「クソゲー大忘年会」レポート(暫定版)
12月18日に新宿のロフトプラスワンってところで、
ゲーム雑誌「CONTINUE」主催のゲームイベント、
その名も「クソゲー大忘年会」ってのをやるって話をネットで小耳に挟みまして、
早速その日はイベントに行ってみたんですよ。
いやあ、これがすごかった!
何がすごかったって、「コンティニュー」のホームページに
「すごいビデオ」をココだけで大公開!
って書いてあるもんだから、
「一体どんなすごいものを公開するんだよ?」って思っていたわけだけど、
見てみたらこれがホントにスゴイんだもんなあ。
ホント、あれほどスゴイとは思ってもみませんでしたよ〜。
……な〜んて、もったいぶるのもこれぐらいにして、
さっさとそのすごいビデオってヤツがどんなものだったのか、
言ってしまうことにいたしましょうか。
その問題のビデオってのは、その名も
「仁義ある戦い ドリキャス頂上作戦」
ってヤツでして、これはセガのゲーム機ドリームキャスト発売直前にセガが作った、いわゆるドリキャスのプロモーションビデオなんですよ。
しかし結局このビデオは使われることもなくお蔵入りとなってしまったらしいんですが、そのお蔵入りの理由は、なんといってもあまりにもヤバイその内容。
それは「仁義ある戦い」って名の通り、
セガとプレステ間のゲームハードシェア争いを
「ドリキャス組」対「プレステ組」という
ヤクザ同士の抗争に見立てた任侠ドラマでして、
しかもその出演者はセガの入交社長や湯川専務など、
当時のセガの首脳陣が総出演というとんでもない内容なんですよ。
これがもう、至るところに見どころが満載でして、
「ドリキャス組」組長の入交氏が邸宅で部下と会話するシーンの背後には
「セガはたおれたままなのか びるげいつ」
って掛け軸がかかっていたり、
「プレステ組」の幹部を殺そうとして鉄砲玉が幹部を襲撃した際に使った武器が、ピストルではなくドリキャスのコントローラーだったり(その前には、ドリキャスコントローラーの密輸シーンもアリ)、
新兵器のビジュアルメモリをドリキャス組に届ける謎の中国商人の役が、
現在のセガの社長だったり、
さらには、ソニックの開発者「中 祐司」が
「ソニックが完成したら、プレステ組のヤツら、街歩けんようにしてやるわい!」
って言いながら立ち上がった中氏の背中には
ソニックの刺青が掘ってあったりと、
名シーン(問題シーン)のオンパレード!
もう、このビデオはホントにすごいね!
つーか、こんなの本気で作ったセガはホントにすごいよ!
すごい! すごいぜ、セガ!
やっぱりアンタ漢だよっ!!
………でも、ゴメン。
これ見てて、なんとなくセガが負けた理由が解った。
つーか、こんなの作ってるようだからセガ負けるんだよ!
……いや、でもまあ、これを見てセガは愛すべき会社であることが解ったんで、
ひとまずこれはこれでよしとすべきでしょうかねえ。
……とまあこんな感じで、今回はいろいろあったわけなんだけど、
ひとまずこのビデオだけはレポートに書きたかったんで、早速書いてみました。
まあ他に何があったかについては、追々書いていくことにしようと思います。
つーわけで、「クソゲー大忘年会」レポートひとまず終わりっ。