ソルジャーオブフォーチュン
Soldier of Fortune
もう、これはスゴイね!
俺もう、これめちゃめちゃハマりましたよ!
ハッキリ言ってこれは、ここ数年で一番衝撃を受けたゲームですね!
もうこれほどの衝撃を受けたのは、
パソコンエロゲーの「Kanon」をやったとき以来ですよーっ!
……って、こんなこと言うと「なんだ、その程度か」とか思うかもしれませんが、
いや〜もうね。ホントこれは俺にとって超驚きのゲームでしたよ。
でー、これとの出会いは忘れもしない2002年7月のことなんですが、ちょうどその頃の俺は「何かアクションとかシューティング系のゲームで、面白いのはないかな〜」って探しているところだったんですよね。
でもちょうどそのときにはプレステ2とかの家庭用ゲーム機の中にはコレだというのが無くって、そんな時にふと「そう言えば、パソゲーには何やら『ファーストパーソンシューティング』なるジャンルがあるらしいじゃないか。そしてそれが結構ヒットしているらしいじゃないか。案外それやってみたら結構ハマるんじゃないのかな?」って思ったわけですよ。
そう、ファーストパーソンシューティング。略してFPS。
まあ解りやすい例を挙げるなら「DOOM」や「ウルフェンシュタイン3D」みたいなゲームでして、つまりシステム的には「3Dで表現されたマップの中を主人公が歩き回りながら、銃なんかで敵を撃って倒しながら進んでいく」というものだったりします。
「そうだ。何せ我が家には、プレステだけでなく超高性能パソコンがあるではないか。そんなせっかくの最先端サイバーツールをエロゲーと萌えCGのダウンロードにしか使わないなんて、もったいない話だよなあ。よし早速FPSを買いに行こう」
……って、2年前に購入したノートパソコンのどこが最先端サイバーツールなのかはよく解りませんが、とにかくそんなわけで秋葉原まで行くことにしたわけですよ。
で、入ったのは秋葉原の某大手コンピューターゲームショップ。
ここには何度も来たことがあったんだけど、エロゲーじゃない方のパソゲー売り場に入るのは今回が初めてなんで、ちょっとドキドキ。
そしてフロアを見渡すと、操作可能なパソコンが置いてあって、何やら体験プレイが出来るみたいなんですよ。
そしてそれはちょうどいいことにFPSらしいんですよ。
「へえ〜、これがいわゆるFPSってヤツか〜。
どれどれ〜、それじゃあちょっとやってみようか、な……」
「…………」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
……って、「いきなり何言い出すんだよっ!」とか思うかもしれませんけど、
いやもうホント、この時の衝撃はどんな言葉でも表現できないぐらいすごかった。
とにかくもう来たっ! 痺れたっ! 染みたっ!
面白いとか楽しいとか、もうそんなレベルじゃないっ!
そう、あえて言うならば「歓喜」っ!
マウスを握る指先から脳の末端までの全細胞をドーパミンに満たされた容器に漬け込んだかのような、止めどなく体内を貫流する快感っ!
それを一言で表現する言葉。それはもう、
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
って、これしかないってわけですよ!
「よしっ!買おう! これを買って帰ろう! タイトルは何?
『ソルジャー・オブ・フォーチュン2』? よしっ、今すぐこれを買って帰ろう!」
……って、思いながらパッケージに書いてあるパソコンの要求スペックを見てみると、
どう考えてもウチのパソコンでは動かないことが判明。
そこでその代わりとして、それの前作である
「ソルジャー・オブ・フォーチュン」を買ってきたわけです。
そしてインストールしたわけです。
そして早速プレイしたわけです。
「…………」(プレイ中)
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
……これが俺とこの「ソルジャー・オブ・フォーチュン」の出会いでした。
……そうそう。
これ購入してかなりたってから判明したことなんですけど、どうも世間一般では、ノートパソコンなんかでFPSをプレイしようなんて考えることは、かなり無謀な行為らしいです。
つーか、そもそもノートパソコンの多くはビデオカードが3Dゲームに対応していないことがあり、それの確認もせずに、……って言うか俺の場合、そのビデオカードの存在すら知らなかったんですが、とにかくそんな状態で3Dゲームを購入するなんてことは、バカしかやらないらしいです。
……まあその時の俺は、まさしくそのバカだったんですが。
さてさて。
とにかくまあそんなわけで、今回俺が大プッシュする、
この「ソルジャー・オブ・フォーチュン」というゲーム。
で、それが一体何でそんなに面白いのかと聞かれれば、
実は俺自身にもそれはよく解らなかったりするんですよね。
何せゲームとしてはかなり単純で、
とにかくやることと言えば「目標にカーソルを合わせてクリック」。
ただそれだけとも言えるものなんですよ。
こんな単純なゲームのどこに楽しさを感じたのかと言えば、
それはもう「面白いから面白い」としか言いようがないわけでして、
……ってゆーか、俺がゲームの面白さってヤツを考える上で、
どうしても思ってしまうのは「ゲームは理屈じゃねえんだっ!」ってことですよ。
やっぱゲームの面白さってのは頭で考えるものじゃないんですよ。
体で感じるものなんですよ。
だからそのゲームで最も多く繰り返される作業、例えばRPGなら戦闘や町の探索であり、戦闘SLGなら自軍のユニットで敵をプチプチつぶすことであり、格闘ゲームなら敵を殴ることであり、レースゲームなら車を走らせること。
そういったものがその人にとって面白いと感じられれば、
そのゲームは面白いものであるし、そこに面白みを感じられないのであれば、
「ゲームバランスがどうだ」とか「オリジナル要素がこうだ」とか言ったって、
面白いものにはなりえない。
俺はそう思うわけですよ。
そして俺の場合、この「ソルジャー・オブ・フォーチュン」で行う基本作業が、
とにかく面白かったわけです。
面白すぎたわけです。
「敵が出てくる → カーソルを合わせる → クリック → 轟音と共に弾丸が発射 → 敵に命中し血しぶきが上がる → 敵がぶっ倒れる」
この一連の流れがたまらないほど爽快だった。そういうことだったわけですよ。
もうなんつーかね、このゲームの体験は俺にとって感動的ですらありましたね。
もちろんそれはこのゲームがそれだけ楽しかったってのもありますけど、まあ何ですかね、つまり今までは俺のゲームに対するイメージなんかが、最近はある程度固定化していたような、つまり「ゲームの楽しさってこんなもんだよね」みたいなある程度解ったつもりになっていた感があったわけですよ。ゲームってものを理解した気になっていたわけですよ。
でもそれをコイツがブチ破ってくれたんですよね。
まあなんつーか「うわあ、ゲームにこんな楽しさがあったんだーっ!」みたいな
新たな発見、新たな出会い。
そんな感動があったわけですよ。ホントこれはスゴかった!
……って、あー、あと、そうそう。
あともう一つ、このゲームについて語る上でやはり忘れてはならない点と言えば、
その最強の暴力表現。これもたまらなかったですね。
何しろ、ひとたびショットガンをぶっ放せば、頭は砕け、手足はちぎれ飛び、
内蔵が飛び出て、敵を一瞬で肉塊に変える。
この驚異の残虐行為手当こそがこのゲームの最大のポイントだったりします。
って、まあ俺もね……。
俺も普段こそは、ギャルゲー萌え萌えぶりを露呈している、
まさにラブに生きる人間ですよ。愛に生きる人間ですよ。
それこそ「北斗の拳」で言うならば、真面目な農民のようないい人ですよ。
でもひとたびシューティングゲームにその身を投じれば、
俺も即座に世紀末救世主化。
すなわち北斗の拳のモヒカンに変貌するわけで(全然救世主じゃない)、
こうなったらもう「殺せ殺せ、ヒャッホゥ〜」なわけですよ。
もうショットガンを撃って撃って撃って撃って、殺して殺して殺して殺して、
ヒャッホゥ〜!もう最高だねーっ!
でー、実はその後の調査により解ったんですけど、
どうも「ソルジャー・オブ・フォーチュン」というこのゲーム。
実はFPSというジャンル全体の中から見た場合は、
それほど絶大な名作というわけではないらしいです(駄作ってこともないですが)。
それにもかかわらず一部で割と愛好者が多い理由はこの残虐表現にあるわけで、
その点で言うならば、この「ソルジャー・オブ・フォーチュン」における残虐表現とは、
「デッド・オア・アライブ」における乳揺れやパンチラ
みたいなものかもしれません。
つまりゲームの本質とは関係ありませんが、
ゲームの魅力という点においては非常に重要な存在であると。
そいうことだと理解しておいてください。
まあもちろん世の中には「残虐表現は苦手だ」という人もいるでしょうから、
そういう方のためにその辺はちゃんとオプションで変更可能になっておりまして、
しかもその設定は非常に細かくなっており、
「流血するかどうか」
「撃たれた箇所に弾痕が残るかどうか」
「手足や頭が吹っ飛ぶかどうか」
「死ぬときに悶え苦しむ動作をするかどうか」
と多岐にわたって設定できるのでご安心下さい。
って、逆に言えば、全てをONにすれば、それはもうモヒカン大喜びってことですが。
さてさて。
そんなわけで今回俺は、このゲームの伝道師としてこのレビューを書くことにしたわけですが、もちろん先ほども言ったように、このゲームのFPSというジャンル全体の中から見た評価は佳作であると言えます。
それでも俺としては今まで家庭用ゲームしかやっていないような人たちがパソコンのFPSに初めて挑戦する場合には、まず最初にこれをお薦めしたいわけでして、その理由としてはまあ俺自身がとにかくハマったからとか、他のFPSをあんまり知らないからとか、俺がモヒカンだからって理由もありますけど、その他にも、以下のような理由ってのもあるんですね。
まず、理由その1。
敵にモンスターがいない。
さてさて、このFPSというジャンルを語る上でどうしても忘れてはならない問題点。
それはこのジャンルのゲームの大半が洋ゲーだという事実です。
って、ただ洋ゲーというだけで問題視されるってのもスゴイ状況だと思いますが、
やっぱりもしかしたら皆さんも洋ゲーについては様々な熱い思い、
しかもマイナス方面の思いを抱いている人も多いんじゃないかと思うわけですよ。
そしてそんな洋ゲーの特徴の一つであるのが洋ゲーはSFものが多いってことですよ。
何せ基本的にアメリカ人はSFが大好きってのはもう常識レベルでして、
もうどれだけ好きかと言えばファンタジーRPGのウィザードリィの舞台を宇宙に移し、
さらにはジェイソンすら宇宙船に乗ってしまうというこのご時世。
とにかくアメリカ人はSF大好き民族で、
その結果多くのFPSがモンスターや異星人と戦うというスタイルを取っており、
しかもそのモンスターってのがまた、
なんとも日本人にはなじみづらいバタ臭いデザインのモンスター、
通称「ずんどこエイリアン」(俺命名)どもと戦うはめになるために、
なかなか感情移入がしづらいという面があるものが多くあります。
しかし「ソルジャー・オブ・フォーチュン」は違います。
このゲームのストーリーは「傭兵が核テロリスト戦う」というものなので、
マップは全て現代世界。そして敵は全て人間。
そのために例の「ずんどこエイリアン」と戦う必要がないわけでして、
このへんは洋ゲーになじみの薄い人でも遊びやすいんじゃないかと思います。
そして、理由その2。
割と簡単である。
先ほどは「FPSは洋ゲーであり、洋ゲーということはSFが多い」という話をいたしましたが、実はFPSの中にも現実世界に実在するスワット等の特殊部隊なんかを題材にした、リアルでなじみやすい世界のものも結構存在してはいるんですよ。
しかし、しかしです。
それらの多くはリアルはリアルでも、
そのリアルさがもうブシドーブレードのレベルにまで到達しており、
まあつまり早い話、主人公が一発撃たれて死にます。
まあもちろん、それはそれで面白いものもたくさんあるんですが、
やはり最初にプレイするにはちょっと厳しいのではないかと。
それに比べて「ソルジャー・オブ・フォーチュン」はこのジャンルでは、
いわゆる「ランボーゲーム」と言われている位置づけのもので、
とにかく強い主人公が敵をバリバリ倒すというものですのですから、
洋ゲーと言うとやたらと難しいというイメージがありますが、
これは初心者でも割と簡単に楽しむことが出来るというものです。
理由その3。
謎解きもラク。
洋ゲーは謎解きが難しく理不尽だというのはもはや常識だとは思いますが、
これの場合はとりあえずスイッチ押してバルブ回してりゃ道が開けるってことが多いんで非常に楽な部類といえます。
……とか言いながら実は俺の場合、初めてやったとき1面の最初のレバーの動かし方が解らなくて苦労したりもしておりまして、まあ簡単とは言ってもFPSをやりなれない人の場合解りづらい場面もあるんじゃないかって気はします。
しかしそんなときはネットで攻略サイトとかがありますんで、その辺を参考にしてみてください。
……とまあ、そんなわけで、
今俺が一番ハマっているゲーム「ソルジャー・オブ・フォーチュン」。
もちろんこれを実際にやってみても全然面白く感じないって人もいるでしょうが、それでもアクションゲーム系に興味があるならこのジャンルにも一度はチャレンジして欲しいですね。
しかもちょうどいいことに、最近この「ソルジャー・オブ・フォーチュン」の最新バージョンアップ版である、「ソルジャー・オブ・フォーチュン プラチナムエディション」が廉価版として登場し3800円で販売されています。
値段も手頃ですし、今出たばかりなので入手も割と楽な方なんじゃないかと思います。
これを機会に未知の楽しさに挑戦するのもよいのではないでしょうか。
何せ今までこのジャンルに興味すらなかった俺が、ここまでモロハマリしましたからね。
それぐらいすごいゲームでしたよ、ホント。
それどころか俺の場合、このFPSの楽しさにハマりすぎてしまい、
もうギャルゲー萌えには戻れないかもしれませんね。
P.S.
最近パソコンエロゲーの「みずいろ」をプレイしました。
妹の雪希超萌え(戻ってんじゃん、あっさり)
「ソルジャー・オブ・フォーチュン」の体験版はこちら(100MBぐらいありますが)